今回執筆した転職失敗談は、地方の小規模薬局に転職した筆者が老害世代の経営者と地方の腐り切った人間どもに身の毛もよだつ吐き気をよもおし転職後半年で休職を余儀なくされたお話です。もちろん地方にある全ての小規模薬局に当てはまる話ではありませんが、田舎へ移住し転職したことで土地柄があることを肌で感じました。
転職後半年間働いて、半年間休職して、この記事の執筆時点はやっと当時を思い出しながら記事を書けるようになった段階です。いまだ若干のトラウマを孕んだままではいますが、地方の薬局で実際に働いてみた経験をなるべく冷静に分析し3つのクソに分けて書いたのであなたの参考になることも多いかと思います。まずは一度、記事を読んでみて欲しいです。
①老害世代の経営者がクソ
時代に流され逃げ切ることを決めた先代の薬局経営者。経営者は利益を守ることで従業員の雇用を守りますが、さすがに限度を超えた利益の優先で働き手である薬剤師が損をする構造がありました。
ではなぜそんな酷い経営者の薬局がなくならないのか。地方で働く従業員側は転職しづらいと足元を見られているからです。田舎に持ち家があったり、人間関係もその田舎の縁の中で完結していて、人生の中盤から引っ越して生活するハードルは高いです。地方は雇用の流動性が低く、働き手の薬剤師や医療事務スタッフも不満を抱えながら働くので、なるべく自分だけでも楽をしようとします。コツコツ改善点を見つけて働く人が損するシステムが出来上がっていました。考えが浅い新人ならまだしも、変化する気がないお局化した世代の人間を変えることは外から入ってきた管理薬剤師にはできません。さらに逃げ切ることを決めた経営者は、改善には動かず、問題を認知できても放置して乗り切ろうとする為、老害世代の経営者がいる薬局は廃業に追い込むしか救いようのない状況に感じました。
TwitterなどSNSを経由した転職はあり?
今の時代TwitterなどSNSを利用すると容易に薬局経営者とつながる事ができます。SNSを経由した転職は自己アピールや条件交渉に自信があれば十分ありですがかなり上級者向けの転職方法です。
理由は時代に流され逃げ切ることを決めた老害経営者の元で働くより、これからの時代の発信力と影響力の重要性に気が付いてSNS運用に励まれる先見の明を持つ経営者の元で働いた方が長期で働くのに利がある場合が多いからです。
加えて事前に経営者の人間性や価値観を知れる事が大きなメリットです。
SNSを経由した転職のデメリットは時給や年収が地域相場に比べてめちゃくちゃ安い求人情報が頻繁に流れる点です。その背景にはTwitterでも薬局経営者コミュニティが形成されておりバチバチの利害関係が存在します。求人が好条件悪条件に関わらず経営者同士で拡散し合うので、予め働きたい地域の収入相場を知った上でエントリーしないと簡単に足元をすくわれます。
なかなか自己アピールが得意ではないと転職しても安い給料で口車に乗せられてやりがい搾取されてしまうリスクもあるので、自己アピールや条件交渉に自信がないのであれば、Twitter転職より無難に転職サービスを活用した方が安心です。
SNSを経由した転職はかなり上級者向けの転職方法と言えます。エントリーする前に働きたい地域の給与相場を転職サイトで事前に調べておくと安心です。
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②地方で働く人間がクソ
パート薬剤師「私、パートだから〇〇しません」
調剤事務「私、薬剤師じゃないんで知りません」
お前がそう言うなら正社員として「〇〇やれよ」「はい」でおわる話。でもAIへの指示だしじゃあるまいし、人間の働く職場でそんなやり取り面白みないですよね。
私は管理薬剤師として転職したので、別パターンとして「管理薬剤師の仕事でしょ」って言いながらルーチンワークしかやりたがらない自らAIより格下に成り下りにいくスタイルの管理をやりたがらない50代お局薬剤師が大手を振って生息しているので、転職先を動物園と間違えたのかと思いました。
タチの悪いことに性格の歪んだ人間は三ヶ月〜半年は猫を被る特技があるので、転職してすぐに気がつく事ができず対処が遅れます。ちなみにがん細胞は早期発見が重要です。私も早期では職場の文化に馴染めない自分が悪いのかと自分を疑ってしまったことは悔いています。
ここまでは地域に限らずですが、視野が狭く自分だけ楽に働ければ良いという労働モチベーションは違和感でした。日本も今後小さい自治体から消滅していきますが、消滅する田舎側にも原因がある良い例に感じました。
実際、薬剤師も医療事務スタッフも「この職場はクソだ」とぼやきながらいつまでも転職せずに働き続けます。老害世代の経営者に”生殺与奪の権”を握られていると、自分まで醜くなってしまうので気をつけましょう。
③門前のクソ
横柄な態度で気分を害する
土地柄、その地の医薬分業の歴史背景にもよると思いますが、現代において薬剤師の意見は一才考慮しない風習を持つ医療機関が存在することも初めて知りました。話せばわかると思っていましたが話す気すらなくてお手上げでした。薬局は門前のワガママ通り動く奴隷であると思い込んでいるのは古き悪しき考えがアップデートされず門前の都合のいいまま”儲けさせてもらってきた”と考える薬局経営者の甘えも感じられました。
関係する医療スタッフ全体に古き悪しき考えが染み付いていると感じました。
プライベートで他機関へ受診した際もひどく横柄な態度が伝わり、薬剤師という職の理解には地域差が激しいと感じました。毎日の仕事の満足度に大きく関わってくるポイントなので軽視できません。移住前とある僻地では医薬連携も進んでいただけに残念です。
全国各地で薬剤師をやってきた私が、いままでの経験から悪いと感じる地域の特徴は、門前を持たず院内処方で完結させるクリニックの多さです。特に一定年齢以上のクリニック経営者は①いまだに薬剤師のスキルを認めておらず、②院外に自らの支配が及ばない関係機関を持ちたくない、③薬剤師に儲けを奪われる気がして我慢ならないメンタリティがあるのではないかと推測しています。
この記事を書いている人にもどこか非があるよね?
さすがにここまで酷い薬局が存在するのか?この記事を書いてる人も相当ヤバいんじゃないのか…?とは思いませんか?私が読者であればこの記事を書いているナカエという薬剤師の人間性を疑います。そこで在籍中に門前で起こった、たった一つの事実を紹介します。後は読まれた方の判断に委ねたいと思います。
以上です。裁判長
この記事内では今ある事実ベースでしか記載できませんが、必要な方には私が体験した当時の録音・録画データ、手記記録など全てお渡しできます。インフルエンサー・報道関係・炎上系の方いらっしゃいましたら薬剤師の労働環境改善のためボランティアで動かせていただきますのでご一報ください。
特定の医療機関とか関係なく、ごくごく一般的な話をします。田舎で勤務する薬局薬剤師の年収相場は高いです。しかし良い競争すら働かなくなるデメリットも孕んでいて、どんなに悪質な医療だとしても淘汰されないため、周りに頭のおかしい人も割合として多い肌感です。地方の給料相場は高くて休みも多く魅力的な求人も多いですが、人間関係は働く上で重要視すべき要素ですので転職を検討している方はご注意下さい。
逆に、地方の薬局に転職して感じた3つのメリット
実際に地方の薬局で働いてみるとメリットに感じたこともあります。隠さずお伝えできればと思いますので参考にしてください。
①辞める判断がつきやすい
先述した3つのクソがこびり付いている上、自浄作用がないので潔く退職する決心がつきました。クソな経営者の元には他では働けないクソな人間が集まりやすいのはいい社会の循環をしていると思ってます。
どんなにひどい労働環境でも人間関係さえ良ければなんとか耐えれてしまうものです。職場に情がうつれば転職の決心は難しくなるものですが、ある種の諦めがつくので「もう無理だこいつら…」となってから爆速で辞める決心がついて、退職までほぼ最短コースで予定を組めたのは救いです。良心が痛むことがなく助かりました。
個人的に仲良くなった薬剤師さんとは今もLINEやSNSでつながっています。情報交換もできますしクソな会社を通して繋がっておく必要はありません。
②実は患者さんはいい人が多い
先述した3つのクソの一つとして、「地域で働く人間がクソ」と言いました。しかし実際に働いてみるまで分かりませんでしたが、その地域にお住まいの患者さんはいい人が多いんです。不思議に感じますよね。私なりに分析した結果、地域にお住まいの患者さんの場合だと医療機関の選択肢が少なく、今現在通っている医療機関に依存するしかないので媚びる意味でもいい人を演じられる背景があるのではないかと思っています。今回は九州の職場の話ですが、東北にある地方密着型の薬局で働いた際も優しい患者さんが多い印象でした。
もちろん肌感でいい患者さんが多いというだけで、嫌な患者さんもいます。ですが毎日接する患者さんのいい人割合が多いと毎日の仕事の満足度は違ってきます。
③地方求人は給料が高く休日も多い
私はコロナ真っ只中、外来患者数低下で調剤薬局の求人数も減っていて給与相場が下がっている時期に転職しました。管理薬剤師、週32時間勤務、正社員の条件で年収585万円でした。
現在は外来患者数も回復傾向で一時的に薬剤師の需要が跳ね上がっているため良い求人も当時に比べ多くなってきてますので、一度ご自身の地域の給与相場を調べてみるといいですよ。
私は給与はオープンにした方が相場を知る人が増えて薬剤師の収入低下を抑制できると思っています。以下の記事で給与明細も公開しているのでさらに詳細に興味があればご覧ください。
自分を守れるのは結局自分だけ
転職失敗談とは書いていますが、実は特に失敗したとは思っていません。強がっているようですが(笑)結構真面目に言っていて、私の価値観では“死ぬこと以外私の人生で起こる全ての事象はよき経験”
地方の小規模薬局で働いてみていかにクソであるかもわかった事ですし、こうして記事のネタにできたことでここまで読んでくれた方にもやっと共有できました。とはいえ私も今思えば結構ギリギリまで攻めてしまいました。メンタル病んでしまうと回復まで時間がかかるどころかトラウマという後遺症を残してしまうこともあります。最悪の場合、薬剤師として再起不能まで病んでしまうこともあるので、あなたが思っているより早くエスケープしちゃって大丈夫ですよ。
せっかく転職しやすい環境で我慢するのってもったいなくないですか?なんのために薬剤師になったんですか?
今回の転職失敗談は、全ての地方中小規模の調剤薬局に当てはまる話ではないと頭で分かっているつもりでも、老害世代の経営者と地方の腐り切った人間どもに若干の苦手意識をトラウマとして孕んだままではいます。
自分を守れるのは結局自分だけ。自分の心の声を信じてあげて、いつでも逃げる準備はしておきましょう。
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