都内のスギ薬局の店舗で調剤ミスがあり一包化して渡す薬の中に、別の患者のためにコンベアに巻いたメトホルミンとグリメピリドを混入させてしまった話がありました。
気づかず服用したとみられる70代の女性患者は昏睡状態となった半年後に亡くなり、死亡診断書には低血糖脳症が原因であると記載されました、遺族はスギ薬局と薬剤師3人に対して3,800万円ほどの損害賠償金を求めた訴訟を起こしています。
今回の調剤ミスが患者を死に至らしめる直接の原因になったのか因果関係が争われると思います。細かい裁判の動向までは現在まだ判明していませんが、現在わかっている事実として一包化調剤ミス→監査スルーについて今回クローズアップしてみたいと思います。
調剤ミスは薬剤師のスキル不足より劣悪な薬局体制が原因
一包化監査において一包2.5錠のところ4.5錠を監査スルーするなんて、監査している薬剤師はサボっていたのか?と言う声もコメントや掲示板ではありますが、そもそも調剤ミスをしたくてミスしてしまう薬剤師はいないでしょう。
薬剤師のスキルを責めるばかりでは、劣悪な薬局体制のある現状に目を瞑ったまま、薬剤師自らの首を絞めるようなものです。
薬局やドラッグストアは基本的には利益を追求するため、門前を獲得する為の立地に初期費用を投じ、ギリギリ足りない人員を配置することで人件費を抑えて運用するところがほとんどです。
さらには最近の激しい薬価削減・調剤報酬改定で現場の薬剤師が割を見る結果となっています。
稀に同業者としてヤバい薬剤師を見かけることはありますが、薬剤師として大学で学んできた本来の専門性を発揮するより、頭数をみなされ多忙に追われる日々を過ごさざる負えないのが現状であり、今回浮き彫りになった本質的な問題ではないでしょうか。
大手調剤薬局は働く薬剤師を守ってくれるのか?
大手調剤薬局のために調剤過誤を起こすまで使い古された薬剤師はトカゲの尻尾のように捨てられないか、ということです。
スギ薬局の動向は今後も薬局で働く多くの薬剤師の職場の選択に大きく関わる問題です。訴訟を受けた結果、スギ薬局は従業員を守るのか、見捨てるのか。
ニュースでは大きく取り立たされなくとも、何か動向が動けばこちらの記事に追記していこうと思います。
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